せん妄によって起こる症状とは

query_builder 2025/05/21
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せん妄は突然発症する精神機能障害の一つで、薬による影響や代謝異常などさまざまな原因によって起こります。
認知症やうつ病と似ていますが、急に発症する・症状が1日の中で変動するといった特徴があるため、区別がつきやすいです。
今回は、せん妄によって起こる症状について紹介します。
▼せん妄によって起こる症状
■昼夜逆転
睡眠のリズムが乱れることにより、昼夜逆転することがあります。
昼夜逆転はせん妄の最も代表的な症状の一つで、夜間に覚醒するため、昼間は半分眠っているような状態になります。
■集中力の低下
一つのことに集中できなくなり、ぼんやりしたり意識がもうろうとしているように見えたりします。
また、会話の途中で話題が変わる・注意力が散漫になることも症状の一つです。
そのため、新しい出来事への対応が難しくなり、自分の周りで起きていることが分からなくなります。
■幻覚や妄想
実際にはいない虫や動物が見える・居るはずのない人の存在を感じるなど、幻覚や妄想を訴えます。
このような症状は、夕方から夜間にかけて強く症状が現れることが多いです。
■情動や気分の障害
急に怒りだす・興奮する・不安定になるなども、症状の一つです。
せん妄により、恐怖・混乱の状態にあることから、非常に強いストレスが生じます。
▼まとめ
せん妄によって起こる症状として、昼夜逆転・集中力の低下・幻覚や妄想・情動や気分の障害が見られます。
本人にとってはストレスの強い状態のため、周囲の方が落ち着いて対処できるように、理解を深めておくことが大切です。
『訪問看護ステーション 晴空』は和泉市を拠点とし、訪問看護サービスを提供しています。
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